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クライアントのイメージを具現化する「意匠設計」

意匠設計 南澤 由香 Yuka Minamizawa

設計部 2015年 中途入社

入社の決め手は働き続けられる環境

テレビの番組で、フランク・ロイド・ライトの落水荘を見たのが、建築について興味を持ったきっかけです。滝の上に建てられた家を見て、「建築って楽しそう」と思い、大学では工学部建築学科に進みました。卒業後、店舗設計が中心の設計事務所に就職し、結婚を機に新潟へ転居。意匠設計の仕事を続けようと就活していたときに、設立から60年近くの歴史がある、老舗の設計事務所である当社を知りました。

入社を決める際、仕事内容と同じくらい重視したのは、働く環境でした。設計という仕事をずっと続けたかったので、プライベートとの両立ができる環境を求めたのです。当社では週休2日制をはじめ福利厚生が充実していることは魅力的でした。また、社員の健康に配慮した取り組みを積極的に行っていることも社員思いの会社なのだと思えて、安心につながりました。

コミュニケーション力が求められる

入社後は、資格と経験を活かして意匠設計を行っています。今、施工中の地元の金融機関の支店案件では、打ち合わせから上司とともに担当しました。クライアントの希望は、それまでのイメージとガラリと異なる、シックで落ち着いた雰囲気の店舗。デザイン性の高い設計になりました。そういう時こそ重要なのは、会話の中の「本当はこうしてほしい」という小さなヒントを聞き逃さないようにすることです。図面を引く前のコミュケーションや観察を通してイメージの具現化を図りました。

設計図通りにできているかどうか確かめるために、現場監理も行います。現場にいかないとわからないこともあって勉強になりますし、自分が図面に描いたものが形になっていくのは何度経験してもワクワクします。今回も完成までしっかり見届けたいと思います。

BIM活用を進めていきたい

2020年から、BIM活用のために導入した3Dソフト運用の担当も務めています。一人でコツコツとソフトの使い方を覚え、パースを作成することから業務をスタートしました。従来の3Dと違い、BIMではパーツの形や寸法だけでなく、工程も盛り込め、構造や設備機器も表せるなど情報量が多いので、設計から施工、維持管理までを一元管理できます。また、BIMモデルであれば、平面図での変更が立面図やパースなどに自動的に反映されるので、図面間の整合性が保てるという大きな利点もあります。活用すれば業務の効率化が進み、時間的な余裕も生まれるでしょうから、ぜひ使いこなしたい、活用したいと思っています。

これから建設業界でのBIM導入はますます拡大していくでしょう。当社でも2021年に一人メンバーが増え、BIM業務は二人体制になりました。数年以内に、パース作成だけでなく、基本図から実施図までBIMで行えるようにしたいと思い、後輩と一緒に挑戦しています。

応募者へのメッセージ

2018年に福地設計で初めての育児休業を取得しました。育休の前後も上司や同僚が体調を気遣ってくれて、ありがたかったです。復帰に際しても、本来の業務に戻れるように配慮してもらえました。「私という前例があるので、子育て世代の方も安心して応募してください」と、声を大にしてアピールしたいです。

当社の特徴は、自分の意見がどんどん言える、いえ、「言わないと!」という気持ちになるくらい、風通しのいい雰囲気です。それから、社長が自ら栽培して、時々持ってきてくれる野菜や果実。新鮮でおいしくてみんな楽しみにしているんですよ。